【塾生】基本を大切に

【京都アニメーション アニメーター科 第31期生】

夏休みが終わり、授業が再開しました。

授業では主に動きの課題に取り組んでいましたが、夏休みの間は人体のクロッキーを集中して行いました。動きを作る際に、前提であるキャラクターの絵を描くのに時間がかかってしまったり、人体を正しく理解できていないあやふやな絵になってしまったりしていました。夏休みのクロッキーを経て、そういった課題が少しではありますが軽減されたように思います。とはいえ、まだまだ思うように描けず苦しむ事が多くあり、自身の不慣れさに歯痒くなる思いです。日々の練習を継続してもっと経験を積み、後期からの授業では、前提でつまずく事を無くせるように努力していきたいと思います。

また、時間の使い方やスケジュールの立て方についても、夏休みを経て以前よりうまくこなせるようになったと感じます。クロッキーについても、自己管理についても、基本的な事ではありますが、改めてその重要さを実感できた有意義な夏休みになったと思います。

後期からの授業でも、基本を疎かにせず、成長の経験を活かして取り組んでいきたいと思います。

自己分析

アニメーター科講師の岡村です。
主にクロッキーの授業を担当しております。

授業開始から約半年が経ち、各々自分に足りないものが見えてきたのではないかと思います。
思うように描けなくて悔しい思いをしたり、中には理想と現実との差に悩んでいる人もいるかもしれません。
まずはそんな自分を受け入れてもらいたいと思っています。

アニメーターという職業に限らず、成長するのに最も重要なのは自己分析です。
自分に何が出来て、何が出来ないのかを考えてみましょう。
ただ単に画力が無いから描けないと思うのではなく、どこがどう良くないのか分析してみましょう。
自分の絵だけで判断出来ないのであれば、上手い絵と見比べてみると良いでしょう。
そうすれば、自ずと何をすれば成長できるのかが見えてくるはずです。

「努力は噓をつかない」と言いますが、そんなことはありません。
自己分析が出来ておらず、既に出来ることをどれだけやっても成長には繋がりません。
誤った努力は平気で嘘をついてきます。
ですので、そうはならないようアドバイスが出来ればと思っています。

【塾生】更なる成長を目指して

【京都アニメーション アニメーター科 第31期生】

私の後期の目標は「良い線を引けるようになる」と「健康管理」です。

クリンナップや中割り、動きの課題をやる上でアニメーターは常に線を引いていますが、この1本の線をカッコよく正確な物にするにはまだまだ努力が足りないと感じています。

中割りでは絵と絵の間を描くに加えて、正しい物のニュアンスを表現した線を引き、動きの課題では人間や物の持つダイナミックさを表すような生きた線を引く必要があります。

夏休みの課題を経て、自分の足りない部分を改めて認識することが出来たので、プロになるため普段の課題やインターンシップ、卒業制作を更に頑張りたいと思います。

またプロになるという夢を前に毎日将来への不安でいっぱいになってしまい、学業や課題との両立で心身の健康を蔑ろにしてしまう時があります。

アニメーターという仕事を長く続けるためには何よりも健康でいる事が大切だと講師の方からも教えて頂いたので、絵だけを頑張るのではなく自己管理も忘れずに学んで行きたいと思います。

【塾生】答え

【京都アニメーション 美術・背景科 第31期生】

今は自然描写を描く課題に取り組んでいます。
これまでに室内描写・室外描写と、建物を中から見た描写、建物を外から見た描写を描く課題に取り組んできましたが、今度は建物の景色からさらに広がった、空も山も雲も見える自然豊かな景色を描く課題に取り組んでいます。

まず何を描くにも線画というものから取り組むことになります。
線画ではパースがとても大切になっていて、そのパースに沿って奥行きであったり遠近感を出していくのですが、それをいかに自然なものにみせるのかというのが難しく、私のなかではつまずいていて、苦手意識があり、克服せねばならない 課題の一つではあります。
近くにあるものは大きく見え、遠くにあるものは小さく見える。一見当たり前のことなのですが、いざ絵に落としこもうとすると、何処かで大きさや角度がほんの少し、それも数ミリ単位のズレが大きな違和感を生んでしまいます。
さらに、正しいパースだからといってそれが絵的に良いものであるかというとそうでない場合があるということも学び、あくまでアニメの背景であるがゆえに絵 的に嘘をつくこともあるということを知りました。
パースにとらわれすぎず、でも自然に見えるパースに沿ったものを描くというのは、ある意味で答えがないものに対して向き合っていくようなもので大変です。

「良い絵」とは何なのか?
そう講師の方に聞かれた時、一体何が良い絵であるのかが自分の中でも分からず、答えに詰まってしまったことがあります。
正直、「良い絵」が何なのか今でも自分の中で明確な答えというものはありません。見る人によって良い絵の定義が異なるようにも思いますし、他の人が良い絵 だと感じたものが、私の中で良い絵と感じるのか分かりません。
だからこそ日々取り組んでいく中で「良い絵」が何かなのか探求していかねばならないし、日常を過ごす中でこの景色いいな、綺麗だなと思うことがあったとき、それを自分の技術に変えられるように努めたいです。
そしてこれからの課題に取り組む中で「良い絵」に対する自分の中での答えが見つかるよう励んでいきたいと思います。

【塾生】何を伝えたいか

【アニメーションドゥウ アニメーター科 第31期生】

今はレイアウトの課題に取り組んでいます。
レイアウトは、キャラクターが存在する空間を、どう見せるか決める大切な工程です。

画面をどう見せるか決める為には、想像していた以上に考えなければならない事が沢山ありました。
どの位置から、どの向きでカメラを構えるのが適切か。レンズは広角、望遠、どのくらいの範囲を映すのが最も良いのか。そもそもパース等基礎的な画力が無いと、表現したいものがあっても上手く描きだすことが出来ません。

その中で一番大切なことは、「見てくれる人に何を伝えたいのか」を考えた画面を創れるよう考えることなのだと学びました。伝えたいことを絵に描き起こすのは本当に難しく、自分には表現する為の力が全く足りていないと日々感じます。

この課題を通して普段目にする映像作品で、どのような見せ方をしているのか? と考えながら見る癖がつき、自分の中で見せ方の引き出しを少しでも増やそうと取り組んでいます。

そうして見ていると一つ一つのカットにも全て意味があり、伝えようと工夫して創られているのだと感じ、面白いと思いました。まだまだ自分の中の引き出しが足りていませんが、卒業制作をする頃には伝えたい事がしっかりと伝えられるような絵を描けるように引き続き取り組んでいきます。